ハル
失恋し、自分を見失いかけていた男が
「ハル」というハンドルネームでパソコン通信を始め、
やがて恋人を亡くした女性「ほし」と名乗る人物とのメール交換が始まる。
まだケイタイもなかった時代。パソコンでのやり取りだけでお互い理解し、
支え合い、顔も知らぬまま恋に落ちていく二人。
二人はさまざまないきさつや事件を乗り越えて、ようやく東京で出会う日が来る。
たぶんストーリーの半分以上が画面に映し出される二人のメール。
(「電車男」を先取りしてたんだね)
その合間に二人それぞれに抱えた問題が挿入されて。
二人がお互いの恋のことや自分のことを伝え合いながら
少しずつ魅かれていく様に自然に感情移入してしまう。
小さな嘘をついたり、二人を繋ぐメールさえ書けない時もあり。
それをお互いに心配しあって、励まし合って。
今、こういう恋ってきっと多いんだろうな。
メールだけでも分かり合える気持ち・・・きっとあるのだと思います。
二人が初めて出会うラストシーンは言葉もありませんでした。
by pastellight | 2007-05-11 10:36 | 映画(邦画)