ニライカナイからの手紙
すりきれた手紙を抱きしめ、少女は大人になる。
沖縄の竹富島を舞台に、母親と娘、その祖父の三世代にわたる心の絆をつづる感動作。
主演は蒼井優。
「風希、お誕生日おめでとう・・・」
涙を必死にこらえながら竹富島の船着場で母 昌美を見送った6歳からずっと、
風希と母をつなぐものは、毎年誕生日に送られてくる手紙だけだった。
竹富島で祖父 とふたりで暮らす風希。やがて、父の遺品のカメラで写真を撮り始めた彼女は、
カメラマンになることを夢見ながら、母のいる東京への思いを募らせていく。
・・・号泣しました。
ものすごくシンプル。
流れもある程度は予想してしまう。
それなのに。
なんでこんなに涙が出るんだろう・・・。
泣き始めたら止まらなくなってしまった。
長い年月に蓄積された風希の母への想い。
母からの娘への深い想い。
それを見守り続ける祖父の想い。
島の人々の想い。
風希にも、母にも感情移入してしまいます。
風希をこんなにもナチュラルに演じる蒼井優がいい。
ちょっと韓国映画に近いものを感じました。
素晴らしい映画です。
ひとりで丁寧にじっくりと観てください。
エンディングに流れる「太陽ぬ花」がまた良くて。
この映画に寄り添うような歌でした。
# by pastellight | 2007-05-11 10:50 | 映画(邦画)